みなさん、こんにちは。
某大手私立大学で勤務しているスキチーノです。
大学のキャリア支援課にて、キャリアアドバイザーとして500人以上のキャリア支援に携わってきました。
自己PRとガクチカがかぶる方は、多いと思います。
可能であれば、自己PRとガクチカは、違うエピソードのほうが望ましいです。
しかし、「エピソードが他にない」「どうしても同じエピソードでいきたい」方などは、いらっしゃると思います。
断言しますが、自己PRとガクチカのエピソードが同じでも、問題ありません!!
実際に、自己PRとガクチカが、同じ先輩方は多くいますし、就活状況も他の就活生と大して変わりません。
ただ、エピソードが同じ場合は、書き方や注意点がありますので、本記事で説明します!!
同じエピソードの自己PRとガクチカの例文
まず最初に、同じエピソードの自己PRとガクチカの良い例文をみていただいたあとに、注意点や書き方について詳しく説明していきます。
自己PRとガクチカの例文
自己PRとガクチカの良い具体例をみてみましょう。
自己PR
英語力向上には、長時間勉強することよりも毎日こつこつ勉強することが大切と考え、毎日最低でも30分は勉強することを自分に課しました。
アルバイトや学業と並行して、毎日30分以上の英語勉強をすることは、思ったより大変でした。正直、疲れているときや、忙しいときには英語勉強を怠りそうになりました。
しかし、そんな時は、「一度怠けると、何回も怠けてしまう」という自分の性格を思い出し、自分を奮い立たせることで、英語勉強を続けることができました。
その結果、英語力は徐々に伸びていき、勉強を始めてから1年半が経ったとき、1つの目標であったTOEIC800点を取得することができました。
この経験から、私は継続力では誰にも負けないと自負しています。
ガクチカ
大学2年生から、TOEIC800点を目標に英語勉強を始めました。
半年後にTOEICを受けましたが、結果はたったの600点で大変悔しい思いをしました。
TOEIC勉強を諦めるか悩みましたが、TOEIC勉強を始めた初心を思い出して、引き続き頑張ることにしました。
私は、まず今までの勉強法を一から見直しました。外国語取得に関する書籍や、英語上級者の方にヒアリング等を行った結果、私のインプット中心の勉強法がよくないことが分かりました。
そして、勉強法をインプット中心から、アウトプット中心に切り替え、目標に向けて毎日勉強しました。
その結果、大学3年生のときに、TOEIC850点を取得することができました。
この経験から、悔しさを成長の糧にすることを学びました。
この自己PRとガクチカは、同じエピソードですが、しっかりと違うところをアピールできており、良いエントリーシートだといえます!!
この例文をもとに、注意点や書き方を説明していきます。
自己PRとガクチカの書き方について
自己PRと、ガクチカの書き方や注意点について、解説します。
自己PRは強み、ガクチカは困難の乗り越え方
企業は自己PRとガクチカから、何をみているのでしょうか?
企業が、自己PRとガクチカからみているもの
- 自己PR → 皆さんの強み
- ガクチカ → どのように困難を乗り越えたか
企業は、内定をだす就活生の自己PRからは、「あなたの強みは〜なんですね。それであれば、弊社に入社後も〜という強みを活かして働いてくれそう。」というふうにみます。
そして、内定をだす就活生のガクチカからは、「あなたは、困難に対してそのような姿勢で乗り越えるんですね。それであれば、弊社に入社後もその姿勢で課題に取組んでくれそう。」というふうにみます。
自己PRの書き方
自己PRの書き方は、以下のとおりです。
最初に紹介した例文でも、この形になっています。
- 結論:「私は、継続力がある人間です」
- 根拠:「英語力をどんな時でも勉強してきた。その結果、TOEIC800点取得した。」
- 結論:「継続力では、誰にもまけない」
また、自己PRとガクチカを同じエピソードで書いていく際に、どのような強みを自己PRに書くか悩むと思います。
自己PRは、【今までもこれからも持っているあなたの強み】です。
企業は、面接であなたの強みに関するエピソードが他にないか、聞いてくることが多いです。
なので、自己PRの強みに悩む人は、自分の他のエピソードでも共通する強みを書くといいですよ!
ガクチカの書き方
ガクチカの書き方は、以下のとおりです。
最初に紹介した例文でも、この形になっています。
- 問題提起:「TOEICの結果がでなかった」
- 解決方法:「書籍や英語上級者から知識を収集し、勉強方法を変更した」
- 学んだこと:「悔しさを成長の糧にすることを学んだ」
同じエピソードであっても、これらの書き方にすることで、より良い自己PRとガクチカになります!!
ESは社会人にみてもらう
ESは、社会人であれば誰でもいいので、みてもらうべきです。
社会人は、毎日メールや会議資料を作成しているので、文章力がたかいです。
そのため、ES書いた本人は分かりやすい文章だと思っていても、社会人からみると分かりにくいことがよくあります。
知り合いの社会人だれでもいいので、ESは必ず見てもらいましょう。
周りに知り合いの社会人いなければ、いまはSNSの時代です。
FacebookやTwitterなどを使えば、いろんなひとと知り合えます。
また、OBOG訪問に特化したアプリもありますよ。
おすすめは、マッチャーです。
知り合いの就活生が何人も使っていますが、色んな社会人とオンラインもしくは対面で知り合えるとのことです!
実際に私も社会人として、まっちゃを使用していますが、対面ではなくオンライン限定でES添削の依頼ができるなど、安全面でもしっかりしていると感じました!
本日のまとめ【自己PRとガクチカがかぶる時の注意点】
- 自己PRでは【皆さんの強み】、ガクチカでは【困難の乗り越え方】を伝える!!
- 自己PRの書き方 : 結論→根拠→結論
- ガクチカの書き方: 問題提起 → 解決方法 → 学んだこと
本日は、以上です。
皆様が、納得のいく就職活動を送ることができるよう願っています。